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サービス終了の家事代行「DMM Okan」 理由は「需要高すぎ」

需要が圧倒的に高く、供給とのバランス維持が難しい状況だった。

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 9月30日に終了すると発表した、DMM.comの家事代行サービス「DMM Okan」。ITmedia NEWSの取材に対し、「需要が圧倒的に高く、供給とのバランス維持が難しい状況だった」と終了理由を明かした。

 DMM Okanは、家事ができる人と家事をしてほしい人とをマッチングするサービス。同社広報は「(家事代行サービスの)市場規模に目を付けて2016年12月からスタートした。メディアなどに取り上げられて注目を集めたが、需要が先行してしまい、代行スタッフの供給が不足し、なかなかマッチングできない状況になっていた」と説明する。

 家事代行は依頼者の自宅で行うため、品質担保も求められる。「競合他社は、派遣スタッフを従業員として用意しているため、サービス品質を担保できている」(広報)と認識した上で、「DMM Okanでは個人間取引となるため、スタッフの品質担保が難しい」と説明。品質を保ったサービスの継続とそれに掛かるコストが見合わないと判断し、サービス開始から1年10カ月での撤退を決めた。

 「まだまだ家事代行の認知度は高くない。(続ければ)需要はもっと伸びるのでは。自身も好きなサービスの1つだったので、残念に思う」(広報)


「DMM Okan」家事代行スタッフの勤務イメージ

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