米Appleの時価総額が8月2日(現地時間)、米国企業として初めて1兆ドル(約111兆5000億円)を突破した。同社の株価は同日昼ごろ、207.05ドルを超えて上場来高値を更新し、時価総額1兆ドルを達成した。最高値は208.38ドルだった。
同社が7月31日に発表した第3四半期(4〜6月)決算はアナリスト予測を上回る2桁台の増収増益で、高価格の「iPhone X」が好調だった他、サービス部門の売上高も過去最高だった。
時価総額は、株価に発行済み株式数を掛けたもので、企業価値評価の指標になっている。Appleの株式数は、同社が1日に米証券取引委員会(SEC)に提出した文書によると7月20日の時点で48億2992万6000株だった。
Appleと共に時価総額1兆ドル超えを期待されている米Amazon.comの4〜6月期決算も好調だったが、こちらの同日の時価総額は8946億7800万ドルだった。
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