ニュース
みずほ銀行らがキャッシュレス決済の実証実験 スマホアプリでQRコード読み取り
みずほフィナンシャルグループなど5社がスマホアプリを使ったキャッシュレス決済サービスの実証実験を北九州市で実施する。銀行口座からスマホアプリに電子マネーをチャージして加盟店での支払いに利用。QRコード決済サービスの利便性などを検証する。
みずほフィナンシャルグループ、みずほ銀行、北九州銀行、西日本シティ銀行、福岡銀行は8月20日、北九州市でスマートフォンアプリを使ったキャッシュレス決済サービスの実証実験を9月1日〜12月末に実施すると発表した。参加者には、銀行口座からアプリに入金(チャージ)した電子マネーを加盟店での支払いに使用してもらい、QRコード決済サービスの利便性や実現性を検証する。
実験にはモバイル決済アプリ「pring」(プリン)を使用(iOS/Android)。pringはメタップス子会社であるpringが提供しているスマホアプリで、QRコードやバーコードを読み取って行うコード決済に利用できる他、ユーザー同士の個人間送金や、ユーザー自身の口座への戻し入れなどにも対応する。
実験は参加銀行のいずれかの口座を持つ人が対象。JR小倉駅周辺や北九州市の大型商業施設、商店街などにある加盟店の他、第一交通のタクシー約80台もpringでのQRコード決済に対応する。協力店は順次拡大予定。
みずほフィナンシャルグループは17年5月にメタップスと「エムウォレット設立準備」を設立し、その後pringに改称。18年3月にはみずほ銀行、東邦銀行とともに福島県でpringのアプリを使った実証実験を実施している。
関連記事
- みずほと東邦銀、「電子マネー」実証実験 スマホでQRコード決済
みずほフィナンシャルグループ、みずほ銀行、東邦銀行が、キャッシュレス決済の実証実験を福島県で6〜7月に行う。銀行口座からスマホアプリに電子マネーをチャージ。店舗でのQRコード決済に対応する。 - みずほ銀行、電子マネーを今夏発行 口座から直接チャージ可能
オンライン決済サービスなどを手掛けるメタップスと新会社を設立し、今夏のサービス開始を目指す。 - JTBグループ、Fintechベンチャーと訪日外国人向けキャッシュレス決済の実証実験
JTBビジネスイノベーターズはFintechベンチャーのアイ・ティ・リアライズと共同で、訪日外国人旅行者向けのキャッシュレス決済「Japan Travel Pay」の実証実験を行う。台湾、香港、韓国からの旅行者が主なターゲット。 - USEN、電子決済の中国Lakalaと業務提携 訪日外国人向けにQRコード決済を提供
USEN-NEXT HOLDINGSは、中国の電子決済プラットフォーマーLakalaの日本法人ラカラジャパンと業務提携を結んだ。「Alipay」「WeChat Pay」などの電子決済サービスの取り扱いを開始する。 - PayPal、クレカがなくても利用可能に 口座振替で決済
オンライ決済サービス「PayPal(ペイパル)」がクレジットカードなしでも利用できるようになる。PayPalアプリで銀行口座を登録すると、口座振替を使ってリアルタイムに支払いができる。7〜8月に順次導入する。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.