パリピの音楽ライフを変えるソニーの新型スマートスピーカー:IFA 2018
ソニーの新しいスマートスピーカーは、重低音で知られる「Extra Bass」(エクストラベース)だった。アウトドアで友達同士が集まり、好きな音楽を音声検索・再生して賑やかに楽しむためのパリピ仕様だ。
ソニーの新しいスマートスピーカーは、重低音で知られる「Extra Bass」(エクストラベース)だった——ドイツ・ベルリンで開催中のエレクトロニクスショー「IFA 2018」にソニーが出品した「SRS-XB501G」は、Googleアシスタントを搭載したソニー製スマートスピーカーの第2弾。10月以降に欧州の各地域で発売する予定で、価格は350ユーロ(約4万5000円)になる見込みだ。その狙いについて、担当者に話を聞くことができた。
現行機の「LF-S50G」(2017年末発売)は、円筒型のシンプルなデザインと360度に音が広がる無指向性サウンドが特徴だったが、SRS-XB501Gは重低音再生と防水・防塵対応のアウトドア仕様。他のExtra Bassシリーズと同様、音楽に合わせてLEDが点滅するため、楽再生時のルックスはかなり派手だ。Bluetooth接続も可能で、コーデックはAACとSBCに対応した。
商品企画を担当したソニー、ビデオ&サウンドプロダクツの島田泉氏は、SRS-XB501Gはパーティー向きのスマートスピーカーだと話す。「アウトドアで友達同士が集まり、好きな音楽を音声で検索・再生して賑やかに楽しむ。そんなときにうってつけのスピーカーです」(島田氏)。仲間が聴きたい楽曲を音声操作で次々とリクエストするといった利用シーンを想定している。
2台以上をグルーピング(マルチルーム再生)に対応しているため、広い部屋や屋外でも利用可能。本体の底面には三脚を装着するためのスクリュー穴を設けており、三脚で高い位置にスピーカーをセットして広い範囲に音を届けられる。DSP処理で音に立体感を加える余韻成分を効果的に追加するエフェクト「ライブサウンドモード」も搭載した。
音質については開発を担当したソニー、ビデオ&サウンドプロダクツの関英木氏に話を聞いた。SRS-XB501Gは2.1chのステレオ構成で、発泡マイカ振動板を採用した約45ミリ径のフルレンジユニット2基と、約125ミリ径の二層抄紙(しょうし)発泡マイカ振動板によるサブウーファーユニットを正面側に配置した。ウーファーの振動板は二層構造として剛性を挙げ、伸びやかな低域と大音量再生を実現したという。「密閉構造のエンクロージャーもあり、クリアで力強い低音を再現できます」(関氏)
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