Amazon Echoの音声通話やボイスメッセージ、日本でも利用可能に Echo Spotはビデオ通話も
スマートスピーカー「Amazon Echo」シリーズや「Amazon Alexa」アプリを使った音声通話やボイスメッセージが、日本国内でも利用可能になった。スクリーン付きのEcho Spot同士ならビデオ通話もできる。
Amazon.co.jpは9月5日、スマートスピーカー「Amazon Echo」シリーズや「Amazon Alexa」アプリ(iOS/Android)を使った音声通話やボイスメッセージが日本でも利用可能になったと発表した。Echoシリーズに話し掛けるだけでAlexaアプリや他のEchoシリーズと通話や、ボイスメッセージのやりとりができる。
追加した機能は、Echoシリーズ同士などでハンズフリー通話ができる「ビデオ・音声通話」(Alexaコール)、録音したメッセージを送信・再生できる「メッセージ送受信」(Alexaメッセージ)、外出先などから自宅の様子を確認できる「呼びかけ機能」。Alexaアプリに電話番号を登録し、デバイスの連絡先へのアクセスを許可すると利用できるようになる。呼びかけ機能はデフォルトでオフになっているため、Alexaアプリで有効にしておく必要がある。
ビデオ・音声通話は、Echoシリーズに「Alexa、おばあちゃんに連絡して」のように話し掛けるか、Alexaアプリで連絡先を選択して通話アイコンをタップすると利用できる。着信のあったEchoシリーズはライトが緑色に光るので「Alexa、応答して」と言うと相手と話せるようになる。「拒否して」と言えば着信を拒否し、「切って」と言えば通話を終了する。
Echo Spotの場合はスクリーンに着信相手が表示される。通話相手と自分の両方がEcho SpotかAlexaアプリを使用している場合は、端末に搭載したカメラを使ってビデオ通話も可能だ。
メッセージ機能は、Echoシリーズに「Alexa、お母さんにメッセージを送って」「Alexa、太郎にメッセージを送信して」などと話し掛けることで利用できる。メッセージを言い終わると、相手のAlexaアプリと、Amazonアカウントにひも付いたEcho端末にメッセージが送信される。Alexaアプリから連絡先を指定し、音声入力やテキスト入力したメッセージを送ることも可能だ。メッセージを受け取った側は「Alexa、メッセージを再生して」と話し掛けることで内容を確認できる。
呼びかけ機能は「台所のEcho Dotに呼びかけて」のように端末名を指定するとすぐに会話が始まり、周囲の音声が聞こえるようになる機能。外出先や別の部屋からEcho端末のある場所の様子が確認でき、端末の近くにいる人と会話も可能だ。相手の端末がEcho Spotの場合は、ビデオ通話もできる。
音声通話とメッセージ送受信は、米国では昨年5月に追加されていた。
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