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現金が使えない「てんや」、浅草にオープン スタッフ業務を効率化
支払いに現金が使えない「大江戸てんや 浅草雷門店」がオープン。利用客は、クレジットカード、電子マネーなどで料金を支払う。
ロイヤルホールディングス傘下のテンコーポレーションは10月2日、支払いに現金が使えない新店舗「大江戸てんや 浅草雷門店」(東京都台東区)をオープンした。レジ締め精算などが不要になり、スタッフの管理業務が軽減されるという。
利用客は、入り口付近のタブレット端末で注文し、クレジットカード、電子マネー、中国モバイル決済(Alipay、WeChatPay)で料金を支払う。会計後は、客が自ら注文した商品を受け取り、片付けるセルフサービスタイプの店舗だ。
大江戸てんやの元店舗である「天丼てんや 浅草雷門店」では、訪日外国人客が来客の約9割を占め、現金以外の決済を要望する場合が多かったという。
また、厨房には調理方法を表示するディスプレイを設置。商品ごとに必要な天ぷら食材の組み合わせや数、盛り付け方法などを提示し、シニアや外国人が働きやすい環境作りを進める。
ロイヤルHDは昨年11月、完全キャッシュレス化したレストラン「GATHERING TABLE PANTRY 馬喰町店」を開業していた。労働人口が減少、訪日外国人が増える中、業務効率化を目指している。
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