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KDDI、キッザニア運営元を買収 5G・IoTで「未来の職業」体験を提供へ
KDDIが「キッザニア」を運営するKCJ GROUPを買収した。キッザニアのパビリオンに、5GやIoT関連の技術を活用したサービスを導入する。
KDDIは10月10日、テーマパーク「キッザニア」を運営するKCJ GROUP(東京都千代田区)を買収したと発表した。1日付でKCJ GROUPの発行済み株式の過半を取得した。子どもたちが職業を体験できるキッザニアのパビリオンに、5G(第5世代移動通信方式)や、IoT関連の技術を活用したサービスを導入する考えだ。
2020年度をめどに、国内3カ所目となる「キッザニア名古屋」(愛知県)の開業を計画している。また、地方自治体とも連携し、伝統産業の体験などのプログラムも用意。5G、IoTなどの技術と一次産業の融合をテーマにした教育の場を提供するとしている。
KDDIは、核となる通信サービスに加え、VR(仮想現実)コンテンツの開発に取り組んでいる他、昨年11月に英会話教室を運営するイーオンホールディングスを買収するなど、体験型サービスに注力している。
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