“ダッシュボタン”作れる「SORACOM LTE-M Button」発売 1台3980円
ソラコムは「Amazon Dash Button」のように、通知を送れるボタン型デバイス「SORACOM LTE-M Button powered by AWS」を発売した。電話回線網を利用した「LTE-M」を使う。
ソラコムは10月17日、「Amazon Dash Button」のように、通知を送れるボタン型デバイス「SORACOM LTE-M Button powered by AWS」を開発者向けに発売した。Amazon Web Service(AWS)のサービス 「AWS IoT 1-Click」に日本国内で初めて対応する。1台3980円(キャンペーン価格、税別)。
Amazon Dash Buttonのように消耗品を追加発注したり、機器故障時の修理やごみ回収の依頼など、ボタンを押すと通知を送れる。通信には、電話回線網を利用した「LTE-M」を使う。開発者はシングルクリック、ダブルクリック、長押しの3パターンのクリックに対し、それぞれにアクションを定義できる。
開発者向けサイト「SORACOM ユーザーコンソール」でボタンを購入し、AWSアカウントを作成して「AWS IoT 1-Click」経由でデバイスを登録すると使える。サーバレスでコードを実行できる「AWS Lambda」を通じ、PCやスマートフォンアプリから、メールやSMS送信などのアクションを選べる他、Lambda関数を用いて開発者が自由にアクションを設定することも可能。
ボタンの本体サイズは、約97(幅)×約14(高さ)×約33(奥行き)ミリ。重さは約50グラム。ボタンは単四形アルカリ乾電池2本で動作する。
1台当たりの定価は7980円だが、個数・期間限定のキャンペーン価格3980円で提供する(1年間で1500回分のクリック時の通信費を含む)。11月初旬から順次発送予定だ。
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