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トランプ大統領のiPhone通話を中国とロシアが盗聴──New York Times報道
トランプ大統領が政府支給の端末ではなく、私物のiPhoneでの通話をしており、それを中国やロシアが盗聴しているとNew York Timesが報じた。
ドナルド・トランプ米大統領がプライベートで使っているiPhoneでの通話を中国とロシアが盗聴していると、米New York Timesが10月24日(現地時間)、複数の現在および以前の政府職員の話として報じた。
トランプ氏は、iPhoneを3台持っており、そのうち2台は政府支給のセキュアなものだが、もう1台は個人的な連絡先データを保存した、一般的なユーザーが持っているのと同じiPhoneという。側近らはトランプ氏に対し、ホワイトハウス内の固定電話を使うよう助言しているが、トランプ氏はiPhoneでのプライベートな電話を止めないと関係者は語った。
米AppleのiPhoneはセキュアなことで知られるが、通話は通信キャリアのネットワークを介して行われるため、そのネットワークの脆弱性を突けば通話やメッセージングの盗聴が可能という。
中国は、トランプ氏が頻繁に話す相手のリストを特定し、そのリストを大統領との交渉に利用しようとしているという。
New York Timesによると、ロシアはトランプ氏がプーチン大統領と親しいため、中国ほど積極的には活動していないという。
トランプ氏は大統領就任前はAndroid端末を使っていたが、就任後は政府公認の、セキュアで暗号化された端末を支給されたと報じられていた。
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