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「子どもの様子がスマホで分かる」は当たり前 最新ベビーモニターの実力は?シリコンバレー式「時短育児術」(2/3 ページ)

子育てに関する負担をITで解消する「Baby Tech」。シリコンバレー在住の女性筆者が、“母目線”でぐっときたテクノロジーを紹介する連載をお届け。今回は、離れた場所からでも子どもを見守れる最新ベビーモニターについて。

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呼吸をモニターする「Cocoon Cam」

 Cocoon Camは、コンピュータビジョンの技術を使って子どもの胸やお腹の動きを捉え、呼吸の様子をリアルタイムでスマホアプリに表示してくれるベビーモニター。

 呼吸をモニターする製品はいくつかありますが、子どもに何も装着しなくていいのがCocoon Camの特徴。ぱっと見ただけでは眠っているのかが分からない小さな子どもでも、安心して見守ることができます。

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Cocoon CamもNanit同様、ベッドを俯瞰できるように設置します
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Cocoon Camのアプリ画面。子どもの呼吸パターンをグラフで表示しています

 アプリでは子どもの様子をクローズアップした動画も視聴可能。目を閉じているかどうかまでしっかりと確認できるので気に入っています。常にアプリを開いていなくても子どもの様子に合わせて「眠ったみたいだよ」「そろそろ起きるみたいだよ」「泣いているよ」といったアラートを出してくれるのも助かります。

 子どもが寝ている様子を1日1分にまとめたタイムラプス動画を7日分視聴できる「Swaddle Stories」というメニューもあり、わが子の様子を確認したところひっきりなしに動き回っていて驚きました。タイムラプス動画はスマホに直接ダウンロードできるため、SNSやメールで共有することもできます。

 本体価格は145ドル99セント(税別)。Nanitと違い本体と無料のスマホアプリだけで利用できますが、残念ながらこちらも子どもが眠ったかどうかの判定はやや甘く、実際に寝た時間から5〜20分ほどの遅れがありました。

 また、Cocoon Camのアプリには何時間寝たのかなどのログは記録されないため、私は「Baby Tracker」という睡眠トラッキングアプリでログを取っています。睡眠ログ機能は他に任せ、ベビーモニターでは子どもが眠っているかを確認できればいいという人にはお勧めです。

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「Baby Tracker」(ダウンロードは無料)の睡眠ログ。アプリ内課金(4ドル99セント)で画像のようなグラフ表記が可能になります

 ただし、通信容量には注意が必要。Cocoon Camが撮影した動画はクラウドにアップロードされているため、日20〜40GBほどかかり、わが家1カ月の通信容量制限(1TB)を越えてしまいました。カスタマーセンターに問い合わせてみたところ、現在通信容量を約半分にする最新版を開発中とのことです。

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