ニュース
ソフトバンクの10兆円ファンド、「TikTok」運営会社に出資
ソフトバンク・ビジョン・ファンドが、動画共有アプリ「TikTok」を運営する中国ByteDanceに出資。出資額・時期は非公開。
ソフトバンクグループの“10兆円ファンド”「ソフトバンク・ビジョン・ファンド」が、動画共有アプリ「TikTok」を運営する中国ByteDanceに出資した。ソフトバンクグループが11月5日に発表した、2018年4〜9月連結決算の資料で明らかにした。出資額・時期は非公開。
TikTokは、若者を中心に人気のスマートフォンアプリ。音楽に合わせて口パクする様子などを自撮りし、15秒ほどのショートムービーを作成・投稿できる。運営元のByteDanceは、世界有数のユニコーン企業(企業評価額が10億ドル超の非上場企業)で、企業価値は700〜750億ドルとも報じられている。
ソフトバンクグループは、同ファンドを通じて各業界のナンバーワンの企業に相次いで出資し、グループに加える「群戦略」を掲げている。9月30日時点で、投資先は38社、累計取得価額は281億ドル、公正価格は358億ドルとしている。
関連記事
- 実はハイテク? 若者に人気の動画アプリ「TikTok」は何がすごいのか
若者を中心に人気の口パク動画アプリ「TikTok」は他の動画アプリと何が違うのか。 - ソフトバンク、ビジョン・ファンド好調で営業利益62%増 サウジとの関係は維持
ソフトバンクグループが発表した2018年4〜9月の連結業績は、営業利益が62%増となる1兆4207億円だった。「ソフトバンク・ビジョン・ファンド」の評価益がけん引した。 - 通信事業の人員を4割削減へ ソフトバンクの「成長戦略」
「ソフトバンクモバイルの通信事業に関わる社員を4割削減したい」。11月5日の決算説明会でソフトバンクグループの孫正義社長(兼会長)はこう話した。 - ソフトバンク孫社長が「AIのトップ企業」買いあさるワケ
「AI(人工知能)がありとあらゆる産業を再定義する」――ソフトバンクグループの孫正義社長が「Softbank World 2018」で、繰り返し強調した。同社は各業界でAIを活用するトップカンパニーを囲い込んでいる。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.