コインチェックは11月12日、1月に不正アクセスで流出した「NEM」など、仮想通貨3種類の入金・購入サービスを再開した。「外部専門家による協力を受け、技術的な安全性の確認が完了した」という。
入金・購入を再開したのは、イーサリアム(ETH)、NEM(XEM)、Lisk(LSK)の3つ。これまでに再開したものと合わせて7種類の入出金、売却、購入が可能になった。入金に当たっては「旧入金アドレスへの入金は反映されない可能性がある」とし、入金アドレスを再発行するよう促している。
リップル(XRP)とファクトム(FCT)の入金・購入や、レバレッジ新規建取引などの未再開サービスについては「準備が整い次第順次再開する」という。
コインチェックは1月下旬に、外部からの不正アクセスで約580億円相当(当時レート)のNEMを流出。その後安全性の確認を行い、2月に日本円の出金を再開した。3月以降、仮想通貨の出金と売却を順次再開。10月には新規口座開設と一部仮想通貨の入金・購入も再開している。
関連記事
- コインチェック、新規口座開設を再開 一部仮想通貨の入金・購入も
コインチェックが、新規口座開設と一部仮想通貨の入金・購入を再開した。 - コインチェック、仮想通貨「NEM」の出金と売却を順次再開
コインチェックが、仮想通貨「NEM」(XEM)の出金と売却を順次再開。入金や購入はできない。 - Zaif、70億円流出の前日に利用規約を変更か 法的に有効か弁護士が解説
Zaifが70億円をハッキングされる前日に変更した利用規約は法的に有効なのか。AIと著作権に詳しい弁護士の杉浦健二さんが解説します。 - Zaifの仮想通貨流出、“犯人の手掛かり”つかんだ 専門家が追跡
「Zaif」から流出した仮想通貨「モナコイン」の送金を指示するトランザクションの発信元を推定したと、Japan Digital Designなどが発表。 - 金融庁、「仮想通貨交換業協会」を自主規制団体に認定
金融庁が、GMOコインやDMM Bitcoinなどが構成する「仮想通貨交換業協会」を自主規制団体として認定した。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.