GoogleがOculus Goで日本語入力実現 YouTube VRで音声入力も:Oculus Go! Go! Go!
FacebookもOculus VRもできなかった、「日本語音声検索、日本語キーボード入力」をGoogleが実現してくれた。
9月のOculus Connectで予告されたとおり、GoogleはYouTubeのOculus GoおよびGear VR専用アプリ「YouTube VR」をOculus Storeで無料公開した。
これまでYouTube動画をOculus GoとGear VRで見るためには標準ブラウザかFirefoxブラウザを使う必要があり、使い勝手で難点があったが、YouTubeで公開されている膨大なVRコンテンツへのアクセスが容易になった。全Oculus Goユーザーがインストールすべきアプリだろう。
インストール後のセットアップではYouTubeアカウントを入力するわけだが、簡便なプロセスが用意されている。YouTube VRのセットアップURLにアクセスし、9文字のアルファベットをPCかスマートフォンで入力するだけでよい。これでOculus Goアプリにアカウントが紐づけられ、自分が登録しているチャンネルにすぐアクセスできる。
画面の拡大や縮小はコントローラの上下スワイプで常時可能。トリガーで画面をつかんで場所を移動させたり、画面位置をコントローラ位置に合わせたりも簡単にできるなど、Oculus Goへの最適化は上々だ。
360度や180度の実写動画だけでなく、通常のYouTube動画も快適に視聴できるので、「最近ちょっとOculus Go使ってないなあ」という人はインストールしてみてほしい。
YouTube内のコンテンツ検索は日本語も使える。コントローラのポインタでアルファベットを選択してかな漢字変換することも、音声で日本語入力することもできる。一方、Oculus Goの専用Webブラウザは、音声非対応なのはもちろん、キーボードでは英数字の入力しかできない。Firefox Realityも音声検索はできるが、日本語には対応していない。
Oculus Go発売以来の課題となっていた日本語入力と音声入力をFacebookやOculus VRがやる前にGoogleが実現してくれたというわけだ。スタンドアロン型VR HMDではOculus Goとライバル関係にあるDaydream Viewを販売しているのに太っ腹だ。
Googleにはこの勢いでOculus VR対応Chromeを出してほしいところ。
他のユーザーと同時に視聴する機能「Watch Together」もベータ版としてサポートされている。まだ動作は不安定だが、アバターを設定し、同じコンテンツを他のユーザーと音声チャットしながら楽しむことができる。
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