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テレビショッピングの番組内容、AIが評価 電話数が27.6%増 NTTデータ
NTTデータは、AI(人工知能)技術を活用し、テレビショッピングの番組内容から視聴者の問い合わせ電話数を予測する技術を開発。従来と比べて電話数が平均27.6%増加したという。
NTTデータは11月13日、AI(人工知能)技術を活用し、テレビショッピングの番組内容から視聴者の問い合わせ電話数を予測する技術を開発したと発表した。青汁などの健康食品を販売するキューサイ(福岡市)の番組で導入したところ、従来と比べて電話数が平均27.6%増加したという。
キューサイが2012〜18年に放送した番組の映像・音声と、視聴者からの電話件数を機械学習させ、AI予測モデル「nAomI」(ナオミ)を構築した。その上で、機械的に生成した数千通りの番組構成案(紹介内容の順序など)をnAomIに評価させ、最も電話件数が見込めると予測したものを実際に放送した。
従来通りに制作した番組とnAomIが制作した番組を、同時期・同放送局で放送し、入電件数を比較した。すると2種類の番組で、電話数が平均27.6%増(1本目が平均29%増、2本目が平均24%増)という結果だった。
NTTデータは「数千通りもの構成案を生成・評価することで、従来の方法では実現に至りづらい意外性の高い案を制作・放送できた可能性がある」と分析している。今後、キューサイが制作する広告コンテンツ各種に導入を拡大していく。
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