速報
AWS、Armベースの独自開発プロセッサ搭載EC2提供開始
AWSがArmベースのプロセッサ「Graviton Processor」を独自開発し、これを搭載するEC2の「A1」インスタンスの提供を開始した。スケールアウト型のワークロードに適しているとしている。
米Amazon.comのクラウドサービスAWSは11月27日(現地時間)、Armベースの独自開発プロセッサ「Graviton Processor」を搭載するEC2の「A1」インスタンスの提供を開始したと発表した。コンテナ化されたマイクロサービス、ウェブサーバー、開発環境、キャッシュ層など、小さなインスタンスのグループにまたがるような、スケールアウト型のワークロードに最適としている。
スクリプト言語で実装されたアプリであれば、そのままA1インスタンスで動作可能だが、コンパイルされ、ネイティブコードになっている場合はA1インスタンス上での再コンパイルが必要だ。
A1インスタンスは5種類用意されている。いずれも比較的安価で、EBS最適化オプションが有効だ。
A1インスタンスは同日から、米国東部(バージニア北部)、米国東部(オハイオ)、米国西部 (オレゴン)、欧州(アイルランド)の各リージョンで、オンデマンド、リザーブド、スポット、ハードウェア専有インスタンス、Dedicated Hostのいずれからも利用可能になっている。
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