スポーツイベントや音楽コンサートなどのチケットの不正転売を禁止する法案が12月4日、衆議院本会議で全会一致で可決された。参議院に送付され、今国会で成立する見通しだ。
興行主の同意なく、チケットを定価を超える価格で転売することや、転売目的で譲り受けることを禁止する。スマートフォンなどの画面に表示して使う電子チケットも対象になる。
違反者には、1年以下の懲役か100万円以下の罰金、または両方を科す。
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