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インフルエンザ、あす「流行入り宣言」か ヤフーがビッグデータ解析で予想
インフルエンザの患者数が増えており、14日にも「流行入り宣言」が出そうだ――ヤフーが、インフルエンザに関連するワードの「Yahoo! JAPAN」での検索数と、厚生労働省が公開している情報を解析した結果を発表した。
ヤフーの「Yahoo! JAPANビッグデータレポートチーム」は12月13日、厚生労働省が公開している情報と、インフルエンザに関連するワードの「Yahoo! JAPAN」での検索数を分析した結果、14日に「インフルエンザの流行入り宣言」が出そうだとする予想を発表した。
インフルエンザ流行入り宣言は、厚生労働省が医療機関からの報告を受けてまとめている「インフルエンザ定点当たり報告数」で、定点あたりの数が「1」を超えたとき宣言される。
12月7日に厚生労働省が出した数値は「0.93」。この数字を基準にYahoo!検索データを使ったロジックに当てはめると、次回14日の数値は「1.13」になるとの予測値が出たという。
昨冬のインフルエンザ流行入り宣言は12月1日だったため、14日に流行入り宣言が出た場合、昨年よりは遅いが、この10年間で見る(8月の時点で1を超えていた2009年の新型インフルエンザ流行時を除く)と4番目に早い流行入りになるという。
同チームは、「予測値にはブレがあるため流行入り宣言の数値に達しないこともあるが、直近のデータでも患者数が増えている傾向に変化はないため、昨年より早めのインフルエンザ対策をおすすめする」としている。
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