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ラズパイで作る「気温・湿度・気圧センサー」 データを自動記録するためには?名刺サイズの超小型PC「ラズパイ」で遊ぶ(第2回)(2/2 ページ)

小さなマイクロコンピュータ「Raspberry Pi」(通称ラズパイ)で作る、自分だけのガジェット。まずはキャンプ場で気温、湿度、気圧を測れるデバイスを作ってみます。今回は〜〜

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データをファイルに保存してCSV形式にする

 では、測定して得た値を、自動実行できるコマンド「crontab」を使って定期的に測定し、任意のファイルに保存するようにします。crontabも管理者モードでないといじれませんので、以下の通りにcrontabをエディットモードで起動します。

$ sudo crontab -e

 そして以下の行を加えます。

*/10 * * * * python /home/pi/BME280/bme280_csv.py >> /home/pi/BME280/bme280_kiroku.txt

 ここでは「kiroku.txt」へ10分おきに記録するようにしていますが、もちろん間隔は自由に決めて結構です。ここまで来てようやく、ラズパイにセンサーモジュールを取り付け、自動的にデータを記録するまでの仕組みを作り上げられました。

Raspberry Pi Zero WHで小型の観測機を作る

 次のステップとして、モジュールをハンダ付けして使いやすくしてみましょう。タカチ電機工業の「TNF29-44」という、44ミリ(縦)×29(横)ミリのユニバーサル基板を使います。これをRaspberry Pi Zero WHと組み合わせて使うと小型のセンサーが完成します。

 使用するピンは左側一直線なので、さらにピンヘッドも用意してArduinoのシールドのように取り付けてみました。

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シールドのようにRaspberry Piに取り付けられるように作成
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はめてみるとこんな感じ

 なんとなく測定器っぽくなってきました。では早速、測定に取り掛かってみましょう。測定結果はテキストファイルで保存されるので、WinSCPなどを使って自分のPCに取り込み、Excelなどでグラフにすると結果がよく分かります。

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気温を測定した結果のグラフ
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湿度を測定した結果のグラフ
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気圧を測定した結果のグラフ
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