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デザイン誌「MdN」休刊、Webに移行 「ニーズに合った情報、紙で届けることが難しい」
デザイン誌「MdN」が今年4月号を最後に休刊する。「紙媒体としての役割を終え、新たにWebメディアとして展開することになった」という。
デザイン誌「MdN」が今年4月号(3月6日発売)を最後に休刊する。発行元のエムディエヌコーポレーションが1月10日、Webサイトで発表した。「紙媒体としての役割を終え、新たにWebメディアとして展開することになった」としている。
MdNは1989年、デザインとグラフィックを扱う総合誌として創刊。誌名の由来は「Macintosh designers Network」だ。
長く月刊誌として刊行していたが、今年2月号(1月5日発売)からは、「さまざまな情報がWebやSNSで摂取できる時代の中、MdNは、買い逃したら二度と読めないような深度とボリュームで毎号作るべきだと考えているが、そのためには準備期間や取材時間をしっかりと取ることが大切」とし、隔月刊に移行していた。
だが隔月刊でも「読者のニーズに適した情報を深度やスピード感のバランスを見ながらお届けすることが難しい」と判断。隔月刊での発行を2号で終え、休刊とWeb移行を決めたという。
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