PhilosophyTalk.orgが、2018年10月13日にニューヨークで開催された「Philosophy Talk's The Creative Life episode」に、元AppleのiOS担当上級副社長、スコット・フォーストール氏が出演した様子をYouTubeで公開している。
元々は、2018年11月25日にiTunesで有料配信された「469: The Creative Life (feat. Scott Forstall)」のボーナスコンテンツとして限定公開されていた。
フォーストール氏は、Mac OS Xのリリースを終えた後、自分のチームに対して1カ月間、自分たちが望むものに取り組む社内ハッカソンのようなことを許可し、その中でプレゼンテーションされた、3メートルの距離のユーザーインタフェース(10フィートUI)を見たことが、Apple TVが発明されるきっかけになったと話している。
iPodを例にクリエイティブ分野におけるリスクについても語っている。
Appleが破産に近づいていたときにiPodが出て大成功した。その後iPod nanoを発売したが、それを開発することを知っていたので、iPod nanoを出す前にiPod miniの製造を中止した。それが会社に打撃を与える可能性は多いにあったという。
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インダストリアルデザインの責任者であるジョナサン・アイブ氏がヒューマンインタフェースも統括し、iOSはMac OSの責任者、クレイグ・フェデリーギ氏が責任者を兼任する。
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