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“IoT除雪車”全国で続々 大雪で「街の機能がほぼ停止」、教訓を糧に(2/2 ページ)

石川県加賀市が、IoTを活用した、除雪車の運行状況をリアルタイムで把握するシステムを導入した。2018年2月、30年ぶりの大雪に見舞われたことがきっかけという。

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 長野県白馬村では、KDDIと立命館大学、金井度量衡(新潟市)が1月17日、5G(第5世代移動通信)を活用した除雪車がきれいに除雪作業を行えるようにサポートする取り組みを始めた。

 除雪車の運転席にタブレット端末を設置。積雪のない夏場の状況写真を表示し、運転席から見比べることで、雪の下に埋もれているマンホールや縁石などに注意しながら、除雪作業が行えるという。

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 福島県会津若松市では昨年12月、市内4カ所の積雪データをリアルタイムで計測する実験がスタートした。Momo(兵庫県神戸市)が開発したセンサーを各所に設置。これまで自治体職員が約3時間かかって積雪を確認していたが、リアルタイムで把握できるようにした。また、ビッグローブ(東京都品川区)が提供しているIoTデバイス「BL-02」を除雪車に搭載し、運行状況の管理などに活用している。

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 Momoとビッグローブは「高齢化による人手不足が進む一方、異常気象による集中降雪などへのタイムリーな対応が必要。限られた人手と設備で降雪量を正確に把握し効率的な除雪を行うことが求められている」としている。

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