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通訳デバイス「ポケトークW」、技術基準に不適合 総務省が厳重注意
総務省が、ソースネクストを厳重注意。通訳デバイス「ポケトークW」が、電波法に規定される技術基準に適合していなかったという。
総務省は1月25日、ソースネクストが販売している音声通訳デバイス「ポケトークW」について、電波法に規定される技術基準に適合していないことが分かったと発表した。同社を厳重注意し、必要な措置を講ずるよう要請したという。
ポケトークWは、同社が昨年9月に「ポケトーク」シリーズの新モデルとして発売。ネット接続した状態で本体のボタンを押しながら話すと、世界74言語を相互に通訳して音声で発話したり、本体の画面上にテキストで表示したりしてくれる。
しかし総務省によれば、Wi-Fi用の周波数として国内での利用が認められていない周波数帯の電波を発射している上、技術基準の適合証明を受けていない周波数帯の電波を利用していると分かった。総務省は、他の無線局に混信などをもたらす恐れがあるとし、同社に対して早急に技術基準に適合する措置や再発防止策を講じるよう求めた。
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