コロプラが2月6日に発表した2018年10〜12月期連結決算は、3億7600万円の最終赤字(前年同期は13億5200万円の黒字)だった。売上高は98億4800万円(前年同期比20.4%減)、営業損失は1億9900万円。赤字転落は上場以来初。
売上の多くを占めるスマートフォンゲーム事業では、日本国内向けに「バクレツモンスター」をリリース。既存タイトル「クイズRPG魔法使いと黒猫のウィズ」や「白猫プロジェクト」では、テレビCM、Web上でのプロモーションに加え、グッズの制作、リアルイベントの開催などを通じ、同社は「ユーザーとのエンゲージメント向上を試みた」と説明している。
ただ、販管費が31億3500万円(前年同期は27億3500万円)と膨らんだ。
コロプラは12年12月に東証マザーズに上場。14年4月に東証1部に変更した。
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