「砂嵐」「回転数」「キュルキュル」――ミニチュア家電「ザ・昭和シリーズ」を体験してきた:ギフトショー春2019
家具調テレビ、ポータブルレコードプレーヤー、ラジカセ。おもちゃだけどちゃんと使えて懐かしい。
テレビ、レコード、ラジカセをモチーフにした、昭和の懐かしい思い出が蘇るタカラトミーアーツ「ザ・昭和シリーズ」がギフトショー春2019に展示されていたので体験してきた。
ミニチュア家電ガジェットシリーズの第1弾で、昭和スマアトテレビジョン、昭和レコードスピーカー、昭和ミニラジカセの3製品が、2019年2月28日に発売される。
iPhone上の動画を昭和風に鑑賞できるテレビジョン型ケース「昭和スマアトテレビジョン」は、昭和時代のテレビ体験を再現。
本体の裏側パネルを外し、中にiPhoneをセットする。
iPhoneアプリ「昭和スマアトテレビジョン」を使用して動画サイトなどのURLを5つまで登録。
本体右側の「黄金ダイヤル」を回すことで、選択した5つの動画が切り替わる。
動画の再生モードは「白黒」、「カラー(古・1960年代風)」、「カラー(新・1980年代風)」、「地デジ」の4種類から選ぶことができる。
ユニットの下部分は小物入れとして使用できる。
4種類のうち「地デジ」以外の3種類のモードで再生すると、再生中に画面が乱れ砂嵐が現れる場合がある。
その際は、昭和時代に多くの人が体験したであろう作法「テレビの天面を手でコツコツ叩くこと」で収まる。
Bluetooth対応ワイヤレススピーカー「昭和レコードスピーカー」は、昭和55年(1980年)に日本コロムビアから発売されたポータブルレコードプレーヤー「MODEL-GP3」をオマージュした製品だ。
Bluetoothペアリングしただけでは音楽は再生されず、本物のレコードプレイヤーのように、ターンテーブルに付属のミニチュアレコード盤をセットし、アームを動かしてレコード盤の上に落とすことで、初めて音楽が流れ出す。
レコード盤が回転して音楽を奏でる様子を視覚的にも楽しめる。
iPhoneアプリ「昭和レコードスピーカー」を使用して本体の「回転数切り替えスイッチ」をスライドさせると、45回転風と33回転風の2種類のスピードで音楽が再生される。
さらに、アプリ画面に表示されているレコード盤に触れると、スクラッチ音がする。
ラジオが聴けて、カセットテープに録音もできる「昭和ミニラジカセ」は、昭和54年(1979年)に「おしゃれなテレコU4」のキャッチコピーで発売された三洋電機のスマートな横長ラジオカセットレコーダー「MR-U4」のオマージュ。
この製品は、スマート連携機能は搭載されていない。
切り替えスイッチと選局ダイヤルでAM・FMのラジオが聴けるほか、本体にラジオの音をライン録音したり、周囲の外部音声を録音することが可能。
サイズ約3.2cmのミニカセットテープを裏返すことで、A面・B面それぞれ最大5分間まで録音可能。
また「早送り」「巻き戻し」ボタンも付いており、ラジカセならではの「キュルキュル」した独特の音に合わせて、録音したデータの頭出しができる。
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