GitHub、作業中(WIP)のPull Requestを示す「Draft Pull Request」機能を発表
GitHubが、新機能「Draft Pull Request」を発表。Pull Requestを発行する際に、通常のPull Requestにするか、あるいはDraft Pull Requestにするかをドロップダウンメニューで選べるように。
この記事は新野淳一氏のブログ「Publickey」に掲載された「GitHub、作業中(WIP)のPull Requestを示す「Draft Pull Request」機能を発表」(2019年2月18日掲載)を、ITmedia NEWS編集部で一部編集し、転載したものです。
GitHubは、新機能「Draft Pull Request」を発表しました。Pull Requestを発行する際に、通常のPull Requestにするか、あるいはDraft Pull Requestにするかをドロップダウンメニューで選べるようになりました。
Draft Pull RequestはPull Requestをドラフトの状態として発行します。これは、このPull Requestがコードのレビューやマージまで到達しておらず、作業中(WIP:Work In Progress)であることを明示的に示したい場面で用いることを想定しています。
Draft Pull Requestとして発行されたPull Requestではマージボタンを押せなくなっており、不用意にコードがメインブランチへ取り込まれることを防ぐことができます。
コードが完成した場合、右上の「Ready for review」ボタンを押すことで通常のPull Requestへと状態が変更され、マージボタンを押せるようになります。
こうしたいわゆる「WIP」を示す機能はGitLabでは以前から備わっており、またGitHubでも追加アプリケーションを組み込むことで利用可能でした。GitHubの標準機能として多くのデベロッパーからの要望があった機能だといえるでしょう。
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