Huaweiも“折りたためるスマホ”発売へ 5G対応の「Mate X」、約29万円
中国Huaweiが、折りたためるスマホ「HUAWEI Mate X」を発表。「5G」にも対応する。価格は約29万円で、2019年半ばに発売予定。
中国Huaweiは2月24日、折りたためるフレキシブル有機ELディスプレイを搭載したAndroidスマートフォン「HUAWEI Mate X」(メイトテン)を発表した。次世代通信規格 「5G」にも対応。価格は2299ユーロ(約29万円)で、2019年半ばに発売を予定している。
ディスプレイは、広げると8インチ(2480×2220ピクセル)、折りたたむと前面が6.6インチ(2480×1148ピクセル)、背面が6.38インチ(2480×892ピクセル)の2画面になる。プロセッサは、Huawei製の「Kirin 980」(オクタコア、2.6GHz×2コア+1.92GHz×2+1.8GHz×4)を搭載する。
デュアルSIMに対応し、一方のカードスロットが5Gに対応。大容量の4500mAhバッテリーも搭載し、「5G時代のバッテリー性能への要求を満たす」(同社)としている。
本体サイズは、ディスプレイを広げた状態だと162.2(幅)×161.3(高さ)×5.4〜11(奥行き)ミリ、折りたたんだ状態だと78.3(幅)×161.3(高さ)×11(奥行き)ミリ。バッテリーを含んだ重さは295グラム。カラーはインターステラーブルーのみ。
折りたためるスマホは、中国のベンチャーRoyoleが昨年11月に「FlexPai」を発表。続けて、韓国Samsung Electronicsが「Galaxy Fold」を発表した他、中国Xiaomiも折りたたみスマホのプロトタイプを公開するなど、各社が競うように開発している。
関連記事
- サムスン、“折りたためる”スマホ「Galaxy Fold」発表 4.6型と7.3型の両面ディスプレイデバイス
韓国Samsung Electronicsは、折りたたんでスマートフォンとしてもタブレットとしても利用できるモバイルデバイス「Galaxy Fold」を発表した。内側にはほぼ正方形な7.3型のフレキシブル有機ELを、外側の片面には4.6型の有機ELを搭載する。 - Xiaomiの折りたたみスマートフォンは3つ折り式 社長がWeiboで動画公開
Xiaomiも折りたたみスマートフォンを発表した。2つ折りではなく2カ所を折る“観音折り”式だ。リン・ビン社長がWeiboで動画を公開し、量産を検討していると語った。 - 折れ曲がるスマートフォン「FlexPai」発表 フレキシブル有機ELディスプレイ搭載、商用で世界初
折りたためるフレキシブル有機ELディスプレイを搭載するスマートフォンを、中国の有機ELベンチャーが韓国Samsungなどに先駆けて発表した。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.