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スマート化でネガティブ吹っ飛ぶオートバイ、水面下で人気上昇中スマートモビリティーで激変する乗り物と移動のかたち(3/3 ページ)

四輪、二輪、船を操るモビリティー全般に詳しいライター&ブロガー、野間恒毅氏の新連載。

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メーカーも参入、オートバイレンタルという選択肢

 オートバイは嫁ブロックがあり購入できない、置く場所がないという人もいるだろう。そうであればレンタルという方法もある。レンタカーと同様、維持費や保管場所を気にせず、乗りたいときに乗れるのがメリットだ。マイバイクを持っているユーザーでも、他の車種を試しに乗ってみたい、旅先でオートバイに乗りたいという場合に便利である。

 こうした状況のため、レンタルバイクに参入したメーカーもある。

 ヤマハバイクレンタルは全車ETC装備、メンテナンスと補償が充実しており、250ccクラスのレンタル料は 8時間1万300円とリーズナブル。任意保険、ロードサービスも含まれておりいざという時も安心だ。

さらなる安全を求める

 便利快適になったオートバイであるが、それでも低速で不安定な二輪という側面は否めない。そのため「倒れない」「倒れにくい」オートバイの開発も進んでいる。

 すでに四輪では標準装着されているABSが、二輪にも拡大。新型車には義務化されることになった。

 ヤマハのトリシティやナイケンはフロント2輪を装備した3輪オートバイ。自立はしないが、フロント2輪は雨などすべりやすい路面や荒れた路面でもしっかりグリップし、安心である。

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トリシティは安全性を買われてか、神奈川県警でも正式採用されている
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ナイケン

 またショーモデルではあるが、ホンダとヤマハは二輪で自立するオートバイの開発を進めている。これはASIMOや自動運転オートバイで培ったロボット、AI技術がフィードバックされており、近い将来販売されることが期待される。そうすれば初心者から足腰が弱くなった高齢者まで、安全にオートバイに乗れるようになるだろう。

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Honda Riding Assist

 もともと自転車にエンジンを搭載したものだったオートバイ。基本の姿形は変わらなくても、技術の進化、スマート化によって、意外にもネガティブな面がクリアされているのだ。

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