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バーチャルアナのヨミ子さん、ニュースをお題に一句詠む サラリーマンの川柳学び
NHKが開発したバーチャルアナウンサー「ニュースのヨミ子」さんが川柳にチャレンジする。3月13日の「ニュースチェック11」で初披露。
NHKは3月12日、同社が開発したバーチャルアナウンサー「ニュースのヨミ子」(以下、ヨミ子さん)が川柳にチャレンジすると発表した。AI(人工知能)を活用したシステムに「サラリーマン川柳」など数万句のデータを学習させ、話題のニュースをお題に川柳を詠めるようにした。最初の一句は、現在ヨミ子さんがニュースの読み上げを行っている番組「ニュースチェック11」で13日に披露する。
ヨミ子さんは18年3月にNHKが発表した3DCGのバーチャルアナウンサー。競技データから実況内容を自動作成し、音声合成で読み上げる「ロボット実況」の技術を、ニュースの読み上げ向けに改良して開発した。
川柳を詠ませるためのシステムは北海道大学と開発。毎日新聞社の「仲畑流万能川柳」と第一生命保険の「サラリーマン川柳」のデータを活用して深層学習を行い、時事ニュースに合った川柳を作れるようにした。
まずは3月13日に「AI 川柳ヨミ子」としてニュースチェック11に登場。4月から平日夕方に放送している番組「ニュース シブ5時」に移籍し、金曜日の放送でその週のニュースをお題に川柳を詠む予定だ。「最初は川柳になっていない作品も多いかもしれないが、長い目で見守ってほしい」(NHK)
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