ソニーは3月28日、現会長の平井一夫氏が6月18日付で会長職を退任すると発表した。平井会長は「35年間過ごしたソニーグループから卒業することを決めた」とコメントしている。
平井氏は、18年4月に社長兼CEOを吉田憲一郎氏に移譲し、代表権のない会長に就いた。「この1年間は会長という立場から円滑な経営体制の移行をサポートしてきた。吉田氏のもと、ソニーをより一層輝かせていく体制が整ったと確信した」(平井会長)としている。
ソニーの会長職は6月以降空席になる。平井会長は退任後、シニアアドバイザーとして社外から助言をしていく。
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