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Walmart、Googleアシスタントでの音声ショッピングを可能に
Amazonと競合する米小売り最大手のWalmartが、「Googleアシスタント」による音声ショッピング機能の提供を開始した。Amazonのプライム会員向けAlexa音声ショッピングに対抗する。
米小売最大手のWalmartは4月2日(現地時間)、米Googleとの提携により、音声アシスタント「Googleアシスタント」を使って音声での食料雑貨注文を可能にしたと発表した。
Google HomeシリーズやAndroid端末、iPhoneなど、Googleアシスタント搭載デバイスに「ヘイGoogle、Walmartに話しかけて」と言ってから、例えば「ミルクをカードに追加」などと言うことでオンラインのWalmartの自分の買い物かごにミルクを追加できる。
Walmartのオンラインショップで過去にミルクを購入していれば、ブランドや容量をしていしなくても、同じブランドのミルクが自動的にカートに追加される。
Walmartは、Google以外のパートナーとも同様のサービスを利用できるようにしていくとしている。同社は米Amazon.comとオンラインショッピングや食料雑貨販売で競合しているので、Amazonの音声アシスタント「Alexa」が対応するかどうかは疑問だ。
AmazonはAlexa立ち上げ直後から、プライム会員に対し、Alexaによる音声ショッピングサービスを提供している。
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