Apple、Googleは6年でどう変わったか 最新組織図から分かること（2/2 ページ）

2019年版The Official Boardで、AppleなどIT企業の組織図を見てみた。

[MACお宝鑑定団]

Facebook

　世界最大のSNSサービス「Facebook」を見てみると、シェリル・サンドバーグCOOの下には、2013年の8部門から15部門に増えている。

Facebook組織図

　マイク・シュローファーCTOの下に置かれた部門も倍の12部門に増えている。

　買収したInstagram、WhatsAppは別部門として分かれているだけでなく、Messengerも別部門となっている。

Twitter

　続いて「Twitter」を見てみると、CEO職はジャック・ドーシー氏が務めるようになり、マーケティング＆ヒューマンリソース部門の配下に多くの部門が置かれる組織体制に変わったようだ。

Twitter組織図

　2013年はCTOの配下に置かれていたプロダクト部門は、上位組織に変更された。

Microsoft

　「Microsoft」を見てみると、サティヤ・ナデラCEOはじめ、エイミー・フッドCFOなど多くのシニアバイスプレジデントが刷新されている。

Microsoft組織図

　以前は主力製品だったOfficeやWindowsは、ラジェシュ・ジャーがCEOとして率いる子会社Microsoft Experiences & Devicesの部門となり、主力はビジネス関連部門を中心とした組織体制となっている。

Adobe Systems

　最後に「Adobe」を見てみると、シャンタヌ・ナラヤン会長兼CEOは変わっていないが、CTO、Product & Creative Cloud部門、Digital Experience部門、Strategy & Growth部門が新設され、複数あったマーケティング関連部門は1つの組織に統合されたことが分かる。

Adobe組織図