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スマスピの世界での設置台数、2019年中に2億790万台に──Canalys予測
スマートスピーカーの世界での設置台数は、2019年には前年比82%増の2億790万台になるとCanalysが予測した。国別では米国がリードしているが、中国が急成長中。日本は5位だ。
調査会社Canalysは4月15日、世界でのスマートスピーカー設置に関する予測を発表した。2019年には、2018年の1億1400万台から82%増の2億790万台になるという。
米国がリードを維持し、スマートスピーカーの設置ベースで世界の42.2%を占めるが、中国市場も急速に拡大している。
日本は米、中国、英国、ドイツ、韓国、カナダに次ぐ5位。成長率は131%(2倍以上)になっている。
世界では米Amazon.comのEchoシリーズと米GoogleのGoogle Homeシリーズが主流だが、中国ではまったく存在感がなく、トップはAlibabaが中国でのみ販売している「Tmall Genie(天猫精霊)」だ。
Canalysのシニアアナリスト、ジェイソン・ロー氏は「スマートアシスタントは、生活支援、ヘルスケア、行政サービスなどを提供するツールになりつつある。(中略)ハードウェアの差別化はますます困難になっており、ベンダーはアシスタントの次世代の“すごい機能”のマーケティングに集中する必要があるだろう」と語った。
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