ヤフー、アフィリエイトサイトによる広告出稿を原則NGに
「Yahoo!JAPAN」トップページなどに掲載される広告「YDN」について、アフィリエイトサイトなど成果報酬型サイトに誘導する広告の出稿を、6月3日から原則、不可能にする。「広告の有用性を高め、広告品質を向上させることが目的」としている。
ヤフーは、「Yahoo!JAPAN」トップページなどに掲載される広告「Yahoo!ディスプレイアドネットワーク」(YDN)について、アフィリエイトサイトなど成果報酬型サイトに誘導する広告の出稿を、6月3日から原則、不可能にする。「広告の有用性を高め、広告品質を向上させることが目的」としている。
【更新:2019年5月21日午後1時30分:上の画像について、ヤフーが資料を修正し、「はい、掲載できなくなります」を「一部のサイトを除いて掲載できなくなります」と書き替えたため、記事でも画像を修正しました。】
YDNは、Yahoo!JAPANトップページやYahoo!ニュース、ヤフオク!といったYahoo!の各サービスや、パートナーサイトに掲載される広告を配信するネットワーク。
これまで、アフィリエイトサイトなど成果報酬型サイトも、YDNを通じて自サイトに誘導する広告を配信することができたが、6月3日からは、ヤフーが適切と判断した一部のサイトを除いて、できなくなる。
YDNで配信されるアフィリエイトサイトをめぐっては、薬事法など法令に違反する内容のサイトが一部にあると指摘されており、ヤフーが健全化に動いた形だ。
ヤフーは昨年10月に広告配信ガイドラインを改定し、まとめサイトや個人運営のゲーム攻略サイトなどへの広告配信を停止した。アフィリエイトサイトへのYDN広告掲載については、法人が運営しており、ヤフーのガイドラインに抵触しないサイトの場合は、引き続き受け付けている。
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