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著作権侵害コンテンツの取り下げ申請サービス「弁護士ドットコムRights」開始
Webサイトや動画プラットフォームなどに投稿されている著作権侵害コンテンツを取り下げ申請できる新サービス「弁護士ドットコムRights」を、弁護士ドットコムがスタートした。
弁護士ドットコムは5月13日、権利者から依頼を受け、Webサイトや動画プラットフォームなどに投稿されている著作権侵害コンテンツを取り下げ申請できる新サービス「弁護士ドットコムRights」の提供を始めた。
米デジタルミレニアム著作権法(DMCA)や、国内法に準拠した手続きに従い、権利者から削除要請できるサービス。弁護士ドットコムが調査ツールを使って侵害コンテンツを検索。権利者は、弁護士ドットコムが提供するツール上で検索結果を確認し、申請ボタンを押すだけで取り下げ申請が完了する。
映像サイズを変更した動画など、通常の検索では見つけきれないコンテンツにも対応。今後は、機械学習などの技術を活用することで、より大量の著作物をより短時間で検索し、不正利用対策につなげることを目指すとしている。
同社は昨年から、竹書房と共同で著作権侵害サイト対策をトライアルとして行ってきた。3カ月のトライアルの結果、Googleの検索結果から著作権侵害サイトが減り、正式なコンテンツサイトが上位に上がるといった効果があったという。
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