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ドワンゴ、将棋「叡王戦」の運営費をクラウドファンディングで募集 高額出資者は“見届け人”に
ドワンゴが「第5期叡王戦」の運営費を募るクラウドファンディングを始めた。支援は1口2000円からで、目標額は200万円。
ドワンゴは5月14日、同社が主催する将棋のタイトル戦「第5期叡王戦」の運営費などを募るプロジェクトを、クラウドファンディングサイト「CAMPFIRE」で始めた。支援は1口2000円からで、目標額は200万円。期間は6月14日まで。
目標額に到達しなくても叡王戦は開催し、支援者には返礼品(リターン)を届ける。例えば、5000円以上を出資した場合は、叡王戦の公式サイトに支援者の氏名を掲載。7000円以上の場合は、ニコニコ生放送で配信する「ご支援者様CM」に氏名を載せる。1万円以上の場合は、オリジナル扇子をプレゼントする。
さらに、5万円以上なら予選・本戦トーナメント決勝の振り駒役や、対局の最初と最後に同席する見届け人役、10万円以上なら本戦トーナメントの組み合わせを決める抽選会で抽選カードを引く役――というように、将棋タイトル戦の重要な役割の体験を提供する。
叡王戦は、これまでもニコニコ生放送でライブ配信している他、前回からは対局を間近で見届けられる有料の制度も導入した。ドワンゴは「叡王戦は『ユーザーとつくる』という意味合いがますます大きくなっている。第5期叡王戦では、将棋をより身近に感じる機会を提供したい」と説明している。
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