ニュース
“オタク向け”情報アプリ「ハッカドール」終了へ 5年の歴史に幕
DeNAが、アニメやマンガ、ゲームなどの情報を配信するニュースアプリ「ハッカドール」のサービスを8月15日に終了する。
ディー・エヌ・エー(DeNA)は5月15日、アニメやマンガ、ゲームなどの情報を配信するニュースアプリ「ハッカドール」のサービスを、8月15日に終了すると発表した。2014年8月にリリース後、認知拡大やユーザーの長期利用を促す機能改善を続けたが、ユーザー数が伸び悩み「継続提供は難しい」と判断した。
5月15日正午に、広告非表示などの機能が使える有料会員(プレミアムマスター)の新規受け付けを終了。8月15日以降、ニュースの閲覧を含む全機能を終了する。公式サイトやYouTubeチャンネル「Hacka Channel」などは「サービス終了後もしばらく残しておく予定」(同社)という。美少女のイメージキャラクターを生かした別サービスの展開も検討する。
ハッカドールは、ユーザーの好みを分析し、アニメやマンガ、ゲーム、声優、ライトノベル、特撮など、オタク向けのニュースを配信するアプリ(iOS/Android)。イメージキャラクターを活用し、15年にはテレビアニメ化、16年には漫画を制作。18年からはバーチャルYouTuberとしても活動していた。
関連記事
- 「やめといたら?」と言われたが、出してみると大反響 DeNAの“オタク情報”専門アプリ「ハッカドール」が目指す未来
「やめといたら?」。DeNAのオタク情報専門ニュースアプリ「ハッカドール」は、社内で何度も止められたという。「面白いコンテンツよ、もっと届け!」――アプリには、企画者のそんな思いが込められている。 - 減収減益のDeNA、“ポケモンとの協業”でゲーム事業の巻き返し図る
ディー・エヌ・エーの2019年3月期の連結決算は減収減益で、主力のゲーム事業などで苦戦した。今期は新たにポケモン社と協業。世界的に人気のあるIPとのコラボレーションでゲーム事業の収益増を狙う。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.