AIが作ったバナー広告の効果をAIが評価 「AIアートディレクター」電通グループが開発
AIが自動生成したバナー広告を、AIで評価する「AIアートディレクター」を電通などが開発。5秒に1枚のスピードで広告を大量生成できるAIツール「ADVANCED CREATIVE MAKER」に搭載し、同ツールの正式運用をスタートした。
電通デジタルなど電通グループ3社は、人工知能(AI)が自動生成したバナー広告を評価するAI「AIアートディレクター」を開発したと発表した。5秒に1枚のスピードで広告を大量生成できるAIツール「ADVANCED CREATIVE MAKER」に搭載し、同ツールの正式運用をスタートした。
AIアートディレクターは、アートディレクターやデザイナーなどが持つ、広告効果の高いバナー広告を判断するスキルを数値化し、AIがその傾向を学習することでバナー広告を自動選別するAI。バナーの表現が、購買につなげるための「ダイレクトレスポンス広告」、ブランドイメージを高めるための「ブランド広告」どちらに有効か判断したり、広告効果の予測も行える。人が制作したバナー表現案にも適用できるという。
β版として提供してきたバナー自動生成AI「ADVANCED CREATIVE MAKER」にAIアートディレクターを実装し、正式版(Ver.1.0)として提供を始めた。ADVANCED CREATIVE MAKERは、キーワードや業種などを入力すると、最適なコピーや画像などの候補を割り出し、バナーのデザインを組み上げるAI。AIアートディレクターのレコメンドも参考に、多数のバナー候補から、効果が高いと予測されるバナーをランキング表示する。最終的には人の目で出稿案を決め、必要に応じてデザインを調整する。
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