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Google Playストア、子どもを不適切アプリから守るポリシー強化
Googleが、Androidアプリの公式オンラインストア「Google Playストア」で子どもが不適切なアプリをダウンロードさせないよう、ポリシーを改定すると発表した。アプリ開発者は9月1日までに既存アプリの登録情報を確認・変更する必要がある。
米Googleは5月29日(現地時間)、Androidアプリの公式オンラインストア「Google Playストア」で子どもが不適切なアプリをダウンロードさせないよう、ポリシーを改定すると発表した。
同社はFamily Linkによるペアレンタルコントロールやストア内の「親子向け」タブなどで子ども向けの安全な環境構築に取り組んでいる。ポリシー変更により、「子ども向け」としてのコンテンツの定義の強化、適切な広告表示、子どものプライバシー保護などを強化する。
開発者はこれに準拠するために、既存アプリについても、ターゲットオーディエンス項目などアプリストアの登録設定の変更が求められる。また、子どもをターゲットにしていないアプリの開発者も、そのアプリが意図せず子どもにアピールしていないかどうか確認し、場合によっては調整する必要がある。変更や調整の期限は9月1日だ。
今後登録する新しいアプリは登録段階から新ポリシーに準拠する必要がある。
Google Playコンソールのターゲットオーディエンスとコンテンツセクションが新しくなり、開発者はこれを完成させる必要がある。
開発者が設定したオーディエンス情報に基づき、アプリは「子ども」「子どもと大人」「大人」の3つのオーディエンスグループに分類される。
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