LINE Pay「300億円祭」延長 期間中の還元額が300億円に満たず 本人確認などに不具合
LINE Payの300億円キャンペーンが実施期間を延長。本人確認処理の不具合などによって開催期間中(20〜29日)の還元額が予定の300億円相当に達しなかったため。達した時点で終了する。
LINEは5月30日、モバイル決済サービス「LINE Pay」のキャンペーン「祝!令和 全員にあげちゃう300億円祭」の実施期間を延長すると発表した。本人確認処理の不具合などによって開催期間中(20〜29日)の還元額が予定の300億円相当に達しなかったため。延長後、達した時点で終了する。
まだ還元額を受け取っていないユーザーに対し、LINE側が「公式アカウント」からプレゼントする企画も実施する(「友だち」になっている場合のみ)。100万円分の「LINE Payボーナス」をもらえるTwitterキャンぺーンも合わせて期間を延長する。
当初はハイペースに推移
LINEの友だちに自己負担なしで1000円相当の電子マネーをプレゼントできる企画。送れる友だちの数に上限はないが、一人が受け取れる金額は1000円相当までとしている。利用には、LINE Payへの事前登録と本人確認の手続きが必要。
29日時点での還元額は約200億円相当。開始から1日で還元額が約90億円に到達するなど、当初はハイペースで推移していたが、不具合などの影響で伸び悩んだとみられる。
利用者殺到で本人確認処理に障害
LINE Payの本人確認には「かんたん本人確認」(写真付き身分証のアップロード)や銀行口座との連携などの方法があるが、利用者増によって不具合が発生。前者は新規受付の一時停止、後者は処理に時間がかかるなどのトラブルが相次いだ。キャンペーンサイトにつながりにくい障害も発生していた。
30日現在、かんたん本人確認は新規受け付けを再開。銀行口座連携の受け付け体制も強化済みという。
LINEは「一部システム障害や遅延などでユーザーの皆さまに大変ご不便をおかけしましたが、引き続きキャンペーンを楽しんでいただけるよう、迅速に対応しながら運営してまいります」としている。
急ぐ場合は銀行口座連携を
ただ、30日午前の時点で、本人確認処理に再び時間を要している模様だ。LINE PayのTwitter公式アカウントは「現在本人確認の処理にお時間をいただいております」「お急ぎの場合は銀行連携していただくとすぐに本人確認が可能です」などとツイートし、本人確認の際は銀行口座連携を選択するよう推奨している。
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