ニュース
三菱UFJ銀行、「紙の通帳」新規発行を原則中止へ 「デジタル通帳」を推奨
三菱UFJ銀行は、6月10日から新しく口座を開設する顧客に、原則として紙の通帳を発行しない方針を固めた。代わりに「Eco通帳」を利用してもらう。
三菱UFJ銀行は、6月10日から新しく口座を開設する顧客に、原則として紙の通帳を発行しない方針を固めた。代わりに、2012年から提供しているインターネットバンキング「三菱UFJダイレクト」の機能で、Web上で明細を確認できる「Eco通帳」を利用してもらう。
スマートフォンを持っていない顧客など、希望者には紙の通帳を発行するが、原則としてEco通帳の利用を推奨する。Eco通帳は紙の通帳と異なり、通帳記入や繰り越しの必要がなく、最長10年分の入出金の明細を閲覧できるのが特徴だ。Eco通帳と紙の通帳の併用はできない。
紙の通帳の利用率が減少傾向にある中、口座開設者にEco通帳のメリットを体感してもらい、さらなる普及を図る。既に口座を開設済みで、紙の通帳を持っている顧客はそのまま使えるようにするが、通帳を紛失した顧客などには、Eco通帳への切り替えを案内する。
関連記事
- 駅の券売機で預金引き出し 東急・ゆうちょ・横銀がスタート 「急に現金が必要」ニーズに応える
東京急行電鉄が、駅の券売機で銀行預貯金を引き出せる「キャッシュアウト・サービス」を5月8日から提供。横浜銀行、ゆうちょ銀行のモバイル決済アプリを使い、各銀行の口座から預金を下ろせる仕組みだ。 - ローソン銀行、10月15日から預金口座やATMサービスを提供 キャッシュレス決済にも意欲
9月10日、ローソン銀行が開業した。10月15日からATM事業とリテール事業を開始し、2019年1月にはクレジットカードも発行予定。 - 「銀行のデジタル化は避けられない」 RPAで20万時間の業務削減へ 横浜銀行の挑戦
2020年3月までに約300業務で年間20万時間以上の業務量を削減する――横浜銀行がそんな目標を打ち出している。17年10月から本格導入し、既に大きな効果をあげている同行。どんな工夫があったのか、舞台裏を聞いた。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.