道路の真ん中や電車の中に新型「Mac Pro」が置いてある――スマートフォンで撮影した写真の風景に、米Appleが6月4日に発表した新型Mac Proが映り込んでいるとTwitterで話題になっている。実はこれ、スマートフォンのAR(拡張現実)機能を使って新型Mac Proの3Dモデルを風景と一緒に撮影したもの。ARKit対応のiPhoneとiPadで撮影できる。
Mac Proの製品情報ページにある「See Mac Pro in AR」をタップすると、画面に新型Mac Proの3Dモデルが表示される。3Dモデルはピンチイン/アウトで縮小拡大したり、指で動かして回転したりできる。カメラを起動すると現実の風景に新型Mac Proの3Dオブジェクトが配置され、設置したときのイメージをつかめる。オブジェクトの位置やサイズを変更できるため、アイデア次第で非現実的かつユニークな写真も撮れる。
Twitterでは、新型Mac Proを道路に置いたり、カップ麺や手のひらに載せたり、回転寿司チェーンで寿司の皿と一緒に流したりと、ユニークなAR写真が続々と投稿されており、ハッシュタグ「#MacProAR写真コンペ」でそれぞれ確認できる。
実際にAR機能を試すと、自宅の中に「チーズおろし器っぽい」と話題の新型Mac Proが登場。現実世界の風景に合わせて3Dモデルを配置するので、どこでも自由に置けるわけではないようだ。テーブルの上に収まるサイズで置いてみたがあまり違和感はない。
新型Mac Proは、最大28コアのIntel Xeonプロセッサや1.5TBまで拡張できるメモリなどモンスター級のスペックを備えるだけに、価格も5999ドルと高価だ。実物の購入が難しい人はARでその姿を堪能してみてはいかがだろうか。
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