ドワンゴのスマートフォンゲーム「テクテクテクテク」が、6月17日午前11時59分にサービスを終了した。昨年11月29日のサービス開始から約半年で幕を閉じた。
プレイヤーが現実世界を歩くと、位置情報に基づいてゲーム内の日本地図が塗りつぶされていくゲーム。モンスターと戦うバトル機能があり、小林幸子さん、ゴジラ、エヴァンゲリオンの使徒などが敵キャラクターとして登場することでも話題になった。
テレビCMやバーチャルYouTuberとのコラボレーションなど積極的にプロモーションを展開したが収益化に苦戦した。ドワンゴの親会社、カドカワが今年2月に発表した決算では、ドワンゴのゲーム事業の減益要因として同タイトルの不振が挙げられた。
開発チームは公式サイトで「後継作品のリリースを目指している」と発表。プレイヤーに対してプレイデータの引き継ぎ設定を行うよう案内した。引き継ぎには、アプリ起動時に表示される「プレイヤーID」が必要になる。引き継げる内容は未定。
後継作品の具体的な内容やリリース時期などは明かしていない。
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