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LINE、「国内で近く仮想通貨取引開始」報道にコメント 株価上昇も「決定した事実はない」
「LINEが近く国内で仮想通貨取引を始める」とBloombergなどが報道。LINEの株価は一時、前日比4.6%高の3095円まで上昇した。だがLINEは「当社から発表したものではなく、正式に決定している事実はありません」とのコメントを発表した。
LINEは6月20日、仮想通貨交換業者として近く金融庁に登録され、来月にも国内で仮想通貨取引事業を始める――という一部報道に対し、「当社から発表したものではなく、正式に決定している事実はありません」とのコメントを発表した。
同日付のBloombergが、匿名の関係者の話として「LINEのグループ会社でブロックチェーン事業などを手掛けるLVCが、今月中にも金融庁の審査を通過し、登録業者として認められる見込み」と報道。「金融庁による登録後、LINEは『BIXMAX』と名付けた取引所を開設し、国内でビットコインやLINE独自の仮想通貨『Link』などの売買・送金サービスを始める」としていた。
報道を受け、同日の東京株式市場ではLINE(東証1部)の株価が急騰。午後0時39分には前日比135円高(+4.6%)の3095円を付けた。終値は45円高(+1.5%)の3005円だった。
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