結論から言うと、「まずはスタンダードで体を慣らしておくべきだった」と後悔した。他の音楽ゲームでは、ノーツの出現位置が限られているため、特定の範囲を注視すればいい。しかし、縦型55インチの大画面ではどこからノーツが出現するか分からず、初見プレイだと見逃しが多かった。画面全体をぼやっと眺めながらプレイするのが良さそうだ。
ノーツにはピンクとブルーの2色があり、左手をピンク、右手をブルーのノーツに合わせてタッチすると、キャラクターと息の合ったダンスができる。しかし、スコアの判定はノーツのタッチのみなので、必ずしもキャラクターと同じ動きをする必要はない。難易度が上がるとノーツの数が増えるため、かなりやり応えがありそうだ。
お披露目会では、ダンサーのSHINYAさんが「Bad Apple!! feat.nomico」のアルティメットに挑戦。華麗なステップやターンを盛り込んだ魅せるプレイで会場を沸かせた。その姿はまさにキャラクターと一体化しているようだった。
全身を使って踊るゲームには、KONAMIの「DanceEvolution ARCADE」があるが、テトテ×コネクトは特にキャラクターとの一体感にこだわっている。音楽ゲームは一人で黙々と行うイメージがあるが、キャラクターが目の前にいると不思議と一人でプレイしている感覚がなくなる。
遊ぶほど「キャラとの絆が深まる」
テトテ×コネクトのプロデューサーであるタイトーの手塚忠孝さんは、「開発メンバーが初めて筐体の前に立ったときに、キャラに恋をしてしまいそうだと言っていた」と笑う。
テトテ×コネクトは、タイトーが販売するアーケードゲーム専用認証カード「NESiCA」(ネシカ)に対応。「遊べば遊ぶほどキャラクターとの絆が深まり、リアクションやボイスが変化していく」という。
21日からロケーションテストを実施する。場所は「タイトーステーション 池袋西口店」(東京都豊島区)と「名古屋レジャーランドささしま店」(名古屋市中村区)。「千本桜」(黒うさP)など全10曲でプレイできる。本稼働に向けてユーザーの意見を取り入れ、ゲームバランスを調整していく考えだ。
関連記事
- 「息づかい聞こえるほど」……等身大キャラと“手と手合わせて”踊るリズムゲー「テトテ×コネクト」
等身大のパートナーキャラクターと手と手を合わせてペアダンスを楽しむアーケードゲーム「テトテ×コネクト」が登場。「キャラの息づかいが聞こえるほど」の近い距離感で爽快なダンスを楽しめるという。 - 「予想以上の売れ行き」 タイトーの家庭用ゲーム機「ARCADE1UP」、第2弾も投入予定
タイトーが「東京ゲームショウ2018」で、アーケードゲーム筐体を4分の3サイズで再現した家庭用ゲーム機「ARCADE1UP」を展示している。 - 名作ゲーム「PONG」、まさかの家庭用で復活 なぜいま?
アタリが発売した名作ゲーム「PONG」が復活。オリジナルを忠実に再現し、新デザインになって帰ってくる。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.