日本旅行、内々定通知メールを4万人に誤送信 「内々定者だけのつもりが、エントリーした全員に送信」するミス
日本旅行の新卒採用にエントリーした学生約4万3000人全員に、誤って内々定通知メール送信。内々定者だけに送るはずだったメールを、誤ってエントリー者全員に一斉送信してしまった人的ミスという。対象の学生には、経緯を説明し、謝罪するメールを送った。
日本旅行は6月28日午後4時半ごろ、同社の2020年4月の新卒採用にエントリーした学生約4万3000人全員に、誤って内々定通知メールを送信した。内々定者だけに送るはずだったメールを、誤ってエントリー者全員に一斉送信してしまった人的ミスという。対象の学生には、経緯を説明し、謝罪するメールを送った。
誤送信した約4万3000人は、同社の新卒採用サイトに直接エントリーしたり、「マイナビ」「リクナビ」経由でエントリーした学生全員。
担当者がメール配信時、内々定対象者だけに配信すべきところを、誤ってエントリーした全員を対象に配信設定したことが原因。すぐに誤送信に気づき、同日午後5時ごろ訂正メールを送信。午後6時過ぎ、改めて経緯を説明して謝罪するメールを送った。
28日夕、メールを受け取った学生の1人が「エントリーした記憶がないのに日本旅行から内々定通知が来た」とTwitterにメールのスクリーンショットを公表し、ネットで話題になっていた。同社には、28日の誤送信直後から、「選考を受けていないのに内々定通知が来た。間違いではないか」との問い合わせが、多くの学生からあったという。
同社は、「マイナビやリクナビで、一括エントリー機能(『東京に本社がある企業』『従業員1000人以上の企業』などさまざまな切り口でまとめてエントリーできる機能)を使い、当社の社名を意識せずエントリーした学生も含まれているため、エントリーした覚えがないのに通知が来たと感じた方もいるだろう」と推測している。
再発防止に向け、重要なメール送信時には必ずダブルチェックを行うことや、システムを改善し、設定を追加するといったことを行うとしている。
同社の2020年の実際の採用予定者数は、約120人という。
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