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JR東、「スマホ定期券」試行 Suica非対応の地区で
JR東日本は、スマートフォンアプリを使って通学定期券を購入・乗車できるサービス「スマホ定期券」の試行を、Suica非対応のエリアで、9月1日から来年3月末まで行う。電子決済サービス提供のウェルネットが提供するスマホアプリ「バスもり!」を活用する。
東日本旅客鉄道(JR東日本)は、スマートフォンアプリを使って通学定期券を購入・乗車できるサービス「スマホ定期券」の試行を、Suica非対応のエリアで、9月1日から来年3月末まで行う。電子決済サービス提供のウェルネットが提供するスマホアプリ「バスもり!」を活用する。
高校通学用の定期券(1、3、6カ月)で試行する。
スマートフォンから定期券の区間や資格情報、顔写真を送信して定期券を申し込み、クレジットカードやATM振り込み、コンビニなどで決済すれば、アプリ画面がそのまま定期券になる。券面を駅係員や乗務員が目視で確認する。
不正利用を防ぐため、有効期間外の定期券は表示されない。スクリーンショットや録画などによる券面の複製を防ぐ機能も備えた。券面にはユーザーの顔写真を表示し、改札時の本人確認に使う。
水郡線の矢祭山〜磐城守山間、奥羽本線の大石田〜真室川間などで対応。試行を通じて課題を洗い出し、サービス向上につなげる。
JR東日本では、首都圏などでモバイルSuicaを使った定期券購入サービスを展開しているが、交通系ICカードの未導入のエリアでは、定期券を発行するために駅の窓口を訪れる必要があった。「スマホ定期券」なら発行から利用までスマホで完結でき、駅窓口に行く必要がない。
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