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AIアナ「荒木ゆい」、ショッピングセンターで館内アナウンス 働き方改革に貢献
AIアナウンサー「荒木ゆい」による館内アナウンスが、「玉川高島屋ショッピングセンター」で始まった。AIアナの起用は、ショッピングセンターとして全国初という。インフォメーション係のアナウンス負担を軽減し、働き方改革につなげる狙いだ。
AIアナウンサー「荒木ゆい」による館内アナウンスが、「玉川高島屋ショッピングセンター」(東京都世田谷区)で始まった。AIアナの起用は、ショッピングセンターとして全国初という。インフォメーション係のアナウンス負担を軽減し、働き方改革につなげる狙いだ。
荒木ゆいは、AIベンチャーのSpecteeが開発し、ソニービジネスソリューションが提供するサービス。原稿をPCからテキスト入力するだけで音声データが生成でき、特別な設備などが不要で使える。
同ショッピングセンターでは、繁忙期には30分ごとに3〜4種類も肉声での案内を放送していたが、放送内容が毎回異なるため録音放送できず、インフォメーション係の負担が大きかったという。また、案内放送の教育に、インフォメーション係1人あたり約12時間かかるが、人手不足で放送の教育ができるスタッフも減ってきたという。
荒木ゆいの起用により、インフォメーション係の業務を軽減できる他、人による発音やアクセントなどの違いがなくなることで、より聞き取りやすく分かりやすい案内につながるとしている。
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