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1プッシュで商品届く「Amazon Dash Button」、8月末でサービス終了
ボタンを押すだけで日用品を注文できる「Amazon Dash Button」のサービスが、8月31日に終了する。端末の販売は2月末に終了していた。
アマゾンジャパンは8月2日、ボタンを押すだけで日用品を注文できる端末「Amazon Dash Button」(ダッシュボタン)を利用したサービスを、31日に終了すると発表した。ダッシュボタン以外のサービスを使った商品の注文が増えたためという。ダッシュボタンの端末の販売は2月末に終了していた。
ダッシュボタンは、Wi-Fi経由でネットに接続し、ボタンに登録されている日用品を1プッシュで注文できるIoT端末。日本には2016年12月に上陸し、翌年6月にはダッシュボタン経由の売り上げと端末自体の売り上げが、米国に次ぐ2位になるなど好調だった。
だが、ダッシュボタンと同じ機能をWebサイトやスマートフォンアプリで利用できる「バーチャルダッシュ」や、ネットに接続した家電が自動で必要な消耗品を発注するサービス「Amazon Dash Replenishment」など、ダッシュボタン以外による注文が伸びてきたため、サービス終了を決めた。
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