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ソフトバンク宮内社長、アスクルとの対立問題で「ヤフー支持」明言 「正しさはいずれ分かる」「大義あった」(2/2 ページ)

ソフトバンクの宮内謙社長が、ヤフーとアスクルが経営を巡って対立している問題に言及。「ヤフーの事業を大きくできるのであれば、肯定したい」「半年ほどたったら(正しさは)証明されるだろう」と賛成する姿勢を示した。ヤフーは、アスクルが2日に開いた定時株主総会で、岩田彰一郎前社長らの再任に反対する議決権を行使。計4人を退任させ、物議を醸していた。

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「新経営陣が事業を大きく伸ばせるよう協力したい」

 ここ2〜3週間にわたって、世間を騒がせてきたヤフーとアスクルの問題。さまざまな情報が飛び交っており、対立に至った真相は闇の中だが、2社が当面は協力体制を築く方針で、ソフトバンクはヤフーの決断を支持していくことは確かなようだ。

 ソフトバンクが5日に発表した19年4〜6月期の連結決算は、売上高が前年同期比5.8%増の1兆1649億円、営業利益は3.7%増の2689億円、最終利益は2.1%増の1648億円と増収増益で、ヤフーを連結子会社化したことが好決算に大きく貢献した。対立するアスクルの売上増も、増収に一役買ったとしている。

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ソフトバンクの2019年4〜6月期の連結決算

 宮内社長は今後の方針について、「アスクルの新経営陣が事業を大きく伸ばせるように、ソフトバンクとしても協力していきたい。Yahoo!ショッピングも(ソフトバンクのスマホユーザー限定の)『ポイント10倍キャンペーン』などをやって伸ばしてきた。アスクルとも、もっと連携して大きな価値を生み出したい」と語り、ヤフーとの資本関係が継続する場合はアスクルを支援する意向を示した。

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