ソフトバンク、HUAWEI製スマホ「P30 lite」発売を正式発表 ワイモバから提供
ソフトバンクが、発売を延期していた中国Huawei製スマートフォン「HUAWEI P30 lite」を、8月8日に発売すると発表。「Y!Mobile」ブランドから提供する。Android OSとセキュリティのアップデートが引き続き提供されることが確認できたため。
ソフトバンクは8月6日、米政府による禁輸措置の影響で発売を延期していた中国Huawei製スマートフォン「HUAWEI P30 lite」を、8日に「Y!Mobile」ブランドから発売すると発表した。Android OSとセキュリティのアップデートが引き続き提供されることが確認できたため。
ソフトバンクの宮内謙社長は5日に開いた決算会見で、「当社がHuawei端末の販売を中断していた理由は、OSなどのアップグレードができなくなると顧客に迷惑が掛かるため。(その状況が緩和されたので)P30の販売は再開する方向で考えている」と説明していた。
本来は5月に発売予定
国内の通信事業者は本来、「P30」シリーズを5月から今夏にかけて発売する予定だった。だが、米商務省 産業安全保安局(BIS)がHUAWEIとその関連企業に部品などの輸出規制を課した影響を考慮し、一斉に発売を見合わせていた。
8月に入り、各社は安全性を確保できたとして販売を再開し始めている。楽天が運営するMVNO「楽天モバイル」は、「HUAWEI P30 lite」を5日に発売。KDDIも8日から、「au」ブランドから「HUAWEI P30 lite Premium」、「UQ mobile」ブランドから「HUAWEI P30 lite」を発売する予定だ。
一方、「HUAWEI P30 Pro」を今夏に発売予定だったNTTドコモは、現在も検討中とし、発売日を明らかにしていない。
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